よい会議の条件7 会議の結果が共有されている

よい会議は、会議の結果について参加者全員が認識を共有しています。全員が正しく共有できていないと、その後の行動に悪影響が出てしまいます。会議で決まった結論や宿題が明確になり、その内容を参加者や関係者が共有していることが大切なのです。決まった内容に従って作業を次々と進められるようになるからです。

また、共有する内容については、具体的な言葉で共有する必要があります。例えば、営業担当者のAさんは設計担当者のBさんに「来週までに設計書の提出をお願いします」と依頼をしましたとしましょう。Bさんは依頼されたとおり、翌週の金曜日になんとか設計書を書き上げ、期限内に提出をしました。しかしAさんからは「遅い。先週末までに提出をお願いしたはずですよ」と言われてしまいました。Aさんにとって「来週までに」とは「来週になる前に」との意味だったようです。

このように会議は複数の人間が集まって意見を言ったり聞いたりする場であるため、同じ言葉であっても理解が違うことがあります。そのため自分と相手は会話したから伝わっているはずだと考えると、痛い目に遭ってしまいます。ですから会議の結果については、時間をかけてでも必ず具体的に共有する必要があるのです。



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  • 最終更新:2017-02-06 23:27:56

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